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ACCUMU Vol.5 1993


Science
認知の科学




COGNITIVE SCIENCE

             上野 季夫 Sueo Ueno
             京都コンピュータ学院情報科学研究所所長

INTRODUCTION

 認知とは,脳内の自律的機構による感覚的処理を中心とする情報処理過程をいう。これら人間その他の生体の認知に関係する諸問題を扱う心理学を認知心理学という。他方機械に知的機構をもたせる研究を人工知能という。最近,神経回路網を模擬した並列分散処理により,この両者を含む研究が活発化した。
 認知科学とは,数理科学,情報科学,及び神経科学等との深い関連において,人間その他の生体の認知情報処理機構を解明する研究で,認知心理学の発展と考えられている。この研究は,今後広く数学,物理学,化学,生物学,情報工学等を含む,広い意味での人間科学として,一層の研究が進められていくと考えられる。
 現在までに,認識と知能のマクロモデルとして,若干の神経細胞の集合により現れる機能である知覚・記憶・学習のモデルや,脳内の視覚系,及び記憶系の情報処理機構についての知覚モデルが提案され,さらに,人間等の記憶に関しての脳生理的研究も多くなされた。今回は,その一端を紹介することにしよう。



 ジョン L・キャスティ「認知革命?」

 甘利 俊一「脳とコンピュータ」

 子安 増生「認知科学と人間の心理」

 杉坂 政典「人工の目」

 金 吉晴「スキゾフレニアと世界のまなざし」

 武貞 良人「茶碗の音」

 松村 道一「人工知能が言葉を理解するためには」





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Revised:August 1, 1996
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