![]() |
| ACCUMU Vol.5 1993 |
| SPACE・STARS |
| 1992年4月23日,次のようなニュースが世界を駆け巡った。 「米の宇宙背景放射観測衛星,宇宙誕生のゆらぎを発見」 この知らせは,ビッグバン宇宙論の正当性を確証するものとして,多くの宇宙論学者達を興奮させるものだった。 その意味で,(1)1922年,ハッブルの法則の発見 (2)1964年,ペンジアス・ウィルソンの宇宙背景放射の発見 と並んで,今世紀の宇宙論の三番目の大発見と言っても過言ではない。しかしこの大発見に触れる前に,前の二つ の大発見について触れておかなければならない。 |
![]() |
| 図1 ハーバード・スミソニアン天体物理センターの,銀河 赤方偏移サーベィによって明らかになった,約1800個の 銀河の空間分布。各点が銀河を表す。扇型のかなめを我々の 位置として,奥行きは我々からの距離に対応する。扇型の半 径は約6億光年。 著者 de Lapperent, Geller and Huchra 雑誌 The Astrophysical Journal,332巻,44ページ(1988年) |
![]() |
| 図2 スーパーコンピュータのN体シミュレーション が描く宇宙構造の進化。立方体の中に約200万個の 粒子を散りばめて,各粒子に働く重力を計算して進化 を追ったもの。1辺の長さは約8.5億光年。 (京都大学基礎物理学研究所 須藤靖氏のご好意による) |
![]() |
| 図3 COBEの測定した宇宙背景放射のスペクトル(各点)。 実線は観測値を最もよく再現する黒体放射の理論値。 著者 Mather等 雑誌 The Astrophysical Journal Letters,354巻,37ページ(1990年) |
![]() |
| 図4 COBEの測定した宇宙背景放射の天球上での温度のゆらぎ。 図の赤い部分は平均より10万分の3度温度の高いところ,青い部分は温度の低いところを表す。 (NASA−米国航空宇宙局) |